こんにちは。
大宮はまだ眼科西口分院
院長の福岡詩麻です。
おうち時間が増えた分、
子どもたちが
スマホやゲームをする時間が
長くなって心配です
学校からも
タブレットが配布されて
ますます子どもの目が心配です
いう方、
たくさんいらっしゃると思います。
7月のはじめに、
学校医をつとめる
さいたま市立大成小学校で
保護者の方々と先生方向けに
子どもの目の健康について、
子どもの視力は
どのくらい低下してきているのか?
近視とは?
近視進行予防のために
学校やご自宅でできることは?
ということと
少しですが
色覚異常についても
お話させていただきました。
最近、
子どもたちの視力低下が進んでいますが
その要因の1つとして、
パソコン、タブレット、
スマートフォン、ゲーム機など
デジタル機器が普及したことにより、
近くのものを見る
“近見作業”の時間が
増えたことがあげられており
日本だけでなく
世界中で近視の子どもが
増えていることが
問題になっています。
近視は
手元でピントが合いますが、
遠くがぼやけて見えにくい状態です。
はっきりと遠くをみるために
凹レンズの眼鏡をかける必要があります。
でも
近視自体は病気ではありません。
眼鏡をかければ見える目は
眼科的には、いい目です。
近視が問題なのは、
近視が進んでしてしまうと
将来的に
緑内障や近視性黄斑症、
網膜剥離など
さまざまな目の病気のリスクが
高くなってしまうからです。
子どもたちに
自分の目は悪い目だ
と思ってほしくないなと思い、
受診されるお子さんには
きれいな目ですねと
伝えるようにしています。
目の健康をまもるために
学校や家でできることについては、
日本眼科医会と文部科学省が
ギガっこデジたんという
漫画のポスターを作って
啓蒙活動を行っています。
あたりまえのことばかりのように
思われるかもしれませんが、
大人でも
意外とできていないことが
多いのではないでしょうか。
(そういう私も
クリニックでは電子カルテ、
家や電車の中でも
パソコンやスマホを見ている
時間がかなり長いです…)
お子さんといっしょに
大人の方々も気をつけてだくと
ご家族みんなで
目を大切にすることができると思います。
「2年間
学校保健委員会が
開催できませんでしたが、
せっかくのお話を
教職員だけでなく
保護者の方にも
ぜひ聴いていただきたいと思い
開催しました」
と校長先生が
おっしゃっていました。
平日の午後でしたが
40名ほどの方に
ご参加いただきました。
保護者の方から
「生活習慣が
大事なのだということが
わかりました。
家に帰って
子どもといっしょに
生活習慣を見直したいと思います。」
先生から
「子どもに、
目が悪いと言わないように
しようと思いました。」
という、
うれしいご感想をいただきました。
子どもたちの目の健康を守る
きっかけになりましたら
うれしいです。
どうもありがとうございました。
こちらもご覧ください
当院での近視に対する取り組みについて
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