こんにちは。
大宮はまだ眼科西口分院
院長の福岡詩麻です。
2023年10月半ばに
新潟市医師会眼科医会の定例会で
「マイボーム腺機能不全と
切らない霰粒腫治療」
について
お話しさせていただきました。
私は丸一日
クリニックの外来の日だったので
現地にはうかがえず
オンラインでのセミナーとなりました。
新潟市の会場に
お集まりいただいた先生方から
講演後に
霰粒腫の点眼処方、
結膜肉芽種
(まぶたの裏側の結膜側に
飛び出したもの)、
子どもの霰粒腫治療などについて
ご質問いただきました。
霰粒腫は、
非感染性の炎症性の肉芽腫です。
感染によるものではないので
基本的には
抗菌薬の点眼や眼軟膏は
必要ありません。
霰粒腫のできはじめ、
まぶたのあぶらが詰まるきっかけに
感染が疑われるときや、
麦粒腫との鑑別が難しい
(赤い、痛みがあるなどで
見分けるのがむずかしい)ときには、
抗菌薬の点眼や眼軟膏を処方します。
霰粒腫の一番の
リスクファクターは、
眼瞼炎です。
眼瞼炎があると
霰粒腫にかかりやすくなり、
再発も多くなります。
まぶたの縁に炎症が強い
(後部眼瞼炎)に対しては
アジスロマイシン点眼液
(アジマイシン®️)を
処方することがあります。
座長の 藤井靖先生
(ふじい眼科院長)
をはじめとする
新潟市の先生方、
ご参加いただき
どうもありがとうございました。
会のサポートを
してくださった方々にも
大変お世話になりました。
先生方の日々の診療の
参考にしていただけましたら幸いです。
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