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新型コロナウイルス感染が心配でも、眼科受診が必要な場合

  • 執筆者の写真: 福岡詩麻
    福岡詩麻
  • 2020年4月15日
  • 読了時間: 3分

更新日:2022年4月23日

こんにちは。

大宮はまだ眼科西口分院

院長の福岡詩麻です。


最近、

目の症状が悪化していたり、

もともとの病気が再発しているのに、


新型コロナウイルス(COVID-19)感染が

心配で受診をためらい、


治療開始や薬を増やすタイミングが

遅れてしまう患者さんをみかけます。


・すぐに眼科受診することが必要な場合


・定期受診の間隔を自己判断で

開けない方がいい場合


についてまとめました。




<すぐの眼科受診が必要な場合>


突然の視力障害や強い痛みが出た場合は、

重篤な目の病気の可能性があります!!

以下のような症状がある場合、

すぐに眼科に受診してください。

早い時期の対応が必要です。

早く治療を開始することで、

目の機能を守れる、

失明を避けられる可能性があります。




1. 急に見づらくなった場合


急に視力低下した状態が続いて、

数時間~半日たっても戻らないときに

考えられる病気としては、

以下のようなものがあります。


・目の血管がつまった(動脈もしくは静脈の閉塞)

・網膜剥離

・目の奥の出血(硝子体出血、網膜出血、黄斑出血)

・緑内障発作(閉塞隅角緑内障)

・角膜潰瘍(黒目の感染)

・視神経の炎症

・脳梗塞、脳出血、脳腫瘍

など。



2. 急に視野の一部が欠けた場合


急な視野異常を感じた場合に

考えられる病気としては、

以下のようなものがあります。


・網膜剥離

・眼の血管がつまった(動脈もしくは静脈の閉塞)

・目の奥の出血(硝子体出血、網膜出血、黄斑出血)

など



3. 充血を伴う目の激痛がある場合


目が痛くて目が開かない、

目が痛くて涙がとまらない、

目が真っ赤で痛くてしかたがない場合に

考えられる病気としては、

以下のようなものがあります。

・角膜潰瘍(黒目の感染)

・目に薬品や異物が入った

・目のケガ

・目の炎症

など



4. 頭痛や吐き気を伴う目の痛みが続く場合

一番心配なのは、


・緑内障発作(閉塞隅角緑内障)

です。




片眼だけの視力低下や視野異常が

痛みをともなわない場合、

両眼で見ていると気づかないことが

よくあります。

見え方が

おかしいなと思ったときは、

片眼ずつかくして

どちらの目の見え方がおかしいのか

確かめてみてください。






<定期受診の間隔を自己判断で開けない方がいい場合>


定期的な通院が必要な可能性が

特に高い方は、以下の方です。


・加齢黄斑変性や糖尿病網膜症、

 網膜静脈閉塞症のため、

 毎月もしくは数ヶ月ごとに

 硝子体注射を受けている方

・眼やまぶたの手術後、まだ間もない方


診察間隔については、

必ず担当医とご相談ください。





緑内障やぶどう膜炎で点眼中の方は、

毎日の点眼が必要です。



在庫を確認して、

点眼を切らさないようにしてください。



当院では、

普段から定期的に当院に通っている方向けの

電話再診(電話処方)も行っております。






定期的に眼科に通院している方でも、


・普段とは明らかに見え方が違っている


・これまではなかった症状が出てきた


・充血や痛みがだんだん悪化している


場合は、


病状が悪化しているか、

前述の

「すぐの眼科受診が必要な場合」のように

新たな病気になっている

可能性がありますので、

早めに受診してください。






当院、大宮はまだ眼科西口分院も

本院の大宮はまだ眼科も、

日曜日、祝日は休診日です。

心配なことがある方、

ご質問がある方は、

受診の際もしくは

お電話でご相談ください。




参考:

日本眼科学会長、日本眼科医会長からの

新型コロナウイルス感染症の目に関する情報について(国民の皆様へ)




#診療案内

#目の病気について

#新型コロナウイルス

#電話再診

#電話処方


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