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福岡詩麻

箱根ドライアイクラブ 「霰粒腫 難治例治療のベストチョイス」

こんにちは。

大宮はまだ眼科西口分院

院長の福岡詩麻です。

週末に

豊橋で開催された

箱根ドライアイクラブに

参加してきました。

ドライアイの専門家の先生方と

これから

ドライアイの専門家になっていく

若手の先生方むけの勉強会です。


今回、

ドライアイ研究会

世話人代表の横井則彦先生に

「霰粒腫

難治例治療のベストチョイス」

というお題をいただきました。

霰粒腫は

まぶたの中にある

マイボーム腺がつまって、

たまってしまった

マイボーム腺のあぶらに対する

炎症反応でできた

しこり(肉芽腫)です。

霰粒腫が

たくさんできたり(多発)

繰り返しできたりして(再発)

なかなか治らず

お困りの患者さんが

たくさんいらっしゃいます。

そこで、

まぶたとマイボーム腺を専門にする

LIME研究会の立場から、

難治性霰粒腫の

切らない治療について

お話させていただきました。

病名は同じ霰粒腫でも、

手術や注射で

すぐに治したいという

患者さんもいれば、

なるべく痛くない方法で

治したいという患者さんも

いらっしゃいます。

どの疾患でもそうですが、

患者さんによって

ベストな選択や

ベストなタイミングというのは

それぞれ多少なりとも異なるものだと思うのです。

今回の講演のために

霰粒腫の難治症例の

写真をまとめてみて、

一度霰粒腫ができると

マイボーム腺が

ダメージを受けてしまうので

霰粒腫を治すだけでなく

次の霰粒腫が

なるべくできないようにする

すなわち

「再発予防」が大事だなと

改めて思いました。

霰粒腫の再発予防の

効果があるのは

⚫︎温罨法(まぶたを温める)

⚫︎リッドハイジーン

 (まぶたの縁を洗う)

⚫︎IPL (Intense Pulsed Light)治療

 (まぶたに光をあてる)

です。

⁡治療だけでなく再発予防にもなる

温罨法とリッドハイジーンは、

患者さんご自身で

(お子さんの場合は保護者の方)

行っていただくケアなので、

⁡患者さんご本人の根気も必要です。




患者さんの病状とご希望に合わせて

単独もしくは

いくつかの治療法を組み合わせて、

大切なマイボーム腺を守る

霰粒腫治療を

行っていただけたらということを

先生方にお話しました。


講演後に

先輩の先生方や

若手の先生方から

ご質問やコメントを

たくさんいただけたことで

新たな気づきがあり

私にとっても勉強になりました。


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