大宮はまだ眼科西口分院
院長の福岡詩麻です。
金原出版の
医学雑誌『眼科』
霰粒腫とマイボーム腺機能不全
の特集号で
"霰粒腫に対する
マイボーム腺温存療法"
について
担当させていただきました。
まぶたにある
マイボーム腺は、
涙のあぶらを分泌して
目を乾燥から
守ってくれています。
まぶたに
しこりができる
霰粒腫は、
まぶたのあぶらに対する
炎症反応でできた
肉芽腫です。
これまでは
霰粒腫の治療は
手術が一般的でしたが、
最近では
霰粒腫のまわりの
マイボーム腺を守るため
⚫︎温罨法(目を温める)
⚫︎リッドハイジーン
(まぶたの縁を洗う)
⚫︎ステロイド注射
などが見直されてきています。
霰粒腫に対する
マイボーム腺温存療法
というのは、
涙のあぶらを分泌している
マイボーム腺を
大切に守りながら
霰粒腫を
治療する方法です。
ただし、
治療よりさらに
大事なのは予防です。
霰粒腫ができた時点で
マイボーム腺がダメージを
受けてしまっています。
温罨法、
リッドハイジーンは
霰粒腫の治療だけでなく
予防にもおすすめです!
霰粒腫、
ありふれた病気ですが
実はまだまだ
わかっていないことも
多いのです。
いっしょに
特集号に掲載されている
専門家の先生方の記事を拝読して、
勉強させていただきます。
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