こんにちは。
大宮はまだ眼科西口分院
院長の福岡詩麻です。
東京国際フォーラムでの
日本眼科学会総会の初日に
切らない子どもの霰粒腫治療
についてポスター発表
させていただきました。
当院の18歳までの
霰粒腫患者さんのうち
6割以上が5歳以下でした。
小さいお子さんの
霰粒腫の手術は、
全身麻酔か無麻酔で行われます。
視力の成長期に
視力の発達の
さまたげになるような
大きな霰粒腫では
手術が必要ですが、
それより小さな霰粒腫で
手術を受けるかどうかは
ご本人と保護者の方のご希望によります。
霰粒腫は
多発(同時にたくさんできる)
再発(何度もできる)
ことが多いです。
霰粒腫ができるたびに
まぶたのあぶらを分泌している
マイボーム腺が
ダメージを受けてしまいます。
霰粒腫の手術を受けると
治りは早いですが、
また別の場所に
再発してくることもあります。
私たちは
切らない霰粒腫治療を
「霰粒腫のマイボーム腺温存療法」
とよんでいます。
子どもの霰粒腫にも
温罨法(まぶたを温める)と
眼瞼清拭(まぶたの縁を洗う)が
治療にも再発予防にも
効果的ですので、
切らない霰粒腫治療を
より多くの先生方に
行っていただければと
思っております。
ポスター発表は
講演にくらべて
聴いてくださる先生方との
距離も近く、
質問もたくさんいただいて
始終なごやかな雰囲気でした。
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共同研究をしている
有田玲子先生
(LIME研究会代表、伊藤医院)の
まばたき運動のポスターの
おとなりでした。
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