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福岡詩麻

目薬をさしてもさしても目がかわきます


こんにちは。

大宮はまだ眼科西口分院の

福岡詩麻です。

「目薬をさしてもさしても

目がかわきます」という

ドライアイの患者さんが

いらっしゃいます。

きいてみると、

目薬を1日10回も20回も

人によっては5分おき!に

点眼しているのに

目が乾いてつらいということです。


こんな方の

ドライアイの一番の原因は、

残念なことに、

目薬のさしすぎだった

ということがよくあります。

自分の目に一番やさしいのは、

自分の涙です。

まばたきをすると、

自分の涙が出て、目の表面を守ってくれます。

涙の水分が涙腺から出るだけでなく、

マイボーム腺から涙のあぶらも出てきて

涙の蒸発をふせいでくれています。


ドライアイ治療薬の目薬の役割は、

従来は、外から足りないものをおぎなう

タイプのものが一般的でした。

最近では、点眼することで、

自分の目の表面から、

涙の成分の分泌を増やすことができる

タイプのものもあります。

ドライアイの目薬は、

ドライアイを根本的に治すというものではありませんが、

涙の安定性が改善したり、

角膜(黒目)や結膜(白目)のキズが減って、

目の症状が軽くなる効果があります。


ドライアイの症状を軽くするには、

しっかりまばたきをして、

自分の涙で自分の目を守り、

目薬は、自分の目の状態に合わせて

適度に使うことが大事だと思います。

目のかわきがひどかったり、

目が開けていられないという場合、

シェーグレン症候群や眼瞼痙攣といった

病気のこともあります。

目薬以外の治療が適している場合もあるので、

ドライアイでお悩みの方はご相談下さい。

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