当院では、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)に対する
ボトックス注射(ボツリヌス治療)を行っております。
福岡の外来日に受診してご相談ください。
⇒福岡院長の診察日については、担当医カレンダーをご確認下さい。
眼瞼けいれんとは
眼瞼けいれんは、
目をとりかこむ「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉が、
自分の意思に関係なく力が入ってしまい、
自由に目を開けることがしにくくなったり、
まばたきが増えたりする病気です。
男女比はおよそ1対2.5~3で女性に多く、
40歳~50歳以上の方にみられます。
眼瞼けいれんの原因
眼瞼けいれんの原因は、
脳の神経回路の不調にあると考えられています。
発症のきっかけとなる危険因子として、
心理的ストレス、遺伝的素因(家族性)、
加齢、薬物の使用、化学物質への暴露などがあげられます。
特に、向精神薬、抗不安薬、睡眠導入薬などによる
薬物性眼瞼けいれんが多くみられます。
眼瞼けいれんの症状
「まばたきが多い」、「まぶしい」といった症状から始まり、
「目をつぶっていたほうが楽」「目を開いていられない」
「片目をつぶってしまう」などの症状が多くみられます。
症状が重くなると、まぶたが開かなくなって、
目が見えない状態にまで進んでしまい、
日常生活や仕事に支障をきたすことがあります。
眼瞼けいれんの治療
心身の安静、サングラス装用や点眼薬の使用で、
ある程度症状が軽減することがあります。
薬剤性の場合、原因となっている可能性のある薬を減量、中止します。
他に、内服薬、顔面神経ブロック、手術などがありますが、
眼瞼けいれんを根治的に治す方法は残念ながらありません。
現在では、ボトックス注射(ボツリヌス治療)が第一選択となります。
ボトックス注射とは
ボトックス注射(ボツリヌス治療)は、
筋肉が収縮する力を弱め、けいれんをやわらげる治療法です。
ボツリヌス菌の作り出すA型ボツリヌストキシン(天然のタンパク質)を
有効成分とする薬剤を注射し、目をつぶる力を弱めます。
ボツリヌス菌を注射するわけではありませんので、
ボツリヌス菌に感染するといった危険性はありません。
専門的な技術が必要であることから、治療の認定を受けた福岡院長が担当いたします。
⇒福岡院長の診察日については、担当医カレンダーをご確認下さい。
ボトックス注射の実際
とても細い針を用いて、けいれんしている筋肉に少量注射をします。
注射特有の痛みはありますが、通常はそれほど強いものではありません。
注射前に冷却すると痛みは軽減します。
治療後
効果は2週間ほどで徐々に現れ、2~4か月間程度持続します。
効果には個人差があります。
効果がなくなると、筋肉は徐々に治療前の状態に戻り、症状が再び現れてきます。
副作用
頭痛、眼瞼下垂(まぶたがさがる)、兎眼・閉瞼不全(まぶたがとじない)、
流涙(なみだが出る)などが報告されています。
いずれも効果がなくなるとともに消えていきます。
費用
眼瞼けいれんに対する治療は、保険適応となります。
治療費は3割負担の方で17,000円程度です。
注意点
筋肉や神経に影響を与える病気(重症筋無力症、
ランバート・イートン症候群、筋委縮性側索硬化症など)の場合は
ボツリヌス治療を受けることができません。
妊婦または妊娠している可能性のある方、
および授乳中の方はボツリヌス治療を受けることができません。
普段服用している薬は、すべて医師にお伝えください。
他の医療施設にてボツリヌス製剤で治療を受けている場合は、
対象疾患及び投与日・投与量を必ずお申し出ください。
眼瞼けいれんに対するボトックス注射 (ボツリヌス治療)をご希望の方は、
福岡の外来日に受診してご相談ください。
※初診日当日の注射はできません。ボトックス注射は予約制です。
⇒福岡院長の勤務日は、担当医カレンダーをご確認下さい。
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