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日本臨床眼科学会 発表


2016年11月3~6日に、京都で行われた日本臨床眼科学会で、「ジクアホソルナトリウム点眼液が正常眼の涙液油層厚に与える効果」について、発表させていただきました。

眼の表面を守っている涙は、水分と油層とムチンから構成されています。ジクアホソルナトリウム点眼液(ジクアス®)は、涙の水分やムチンを増加させる効果があり、ドライアイの目薬として用いられています。フォーサム2016の研究よりさらに進めて、今回の学会の講演では、47名の健康な眼の方の研究で、ジクアホソルナトリウム点眼液を1回点眼すると、点眼前よりも涙の油の厚みが増えたということ、年齢による効果の違いはなかったということなどをお話しさせていただきました。

夕方からは、LIME研究会(Lid and Meibomian Gland Working Group)の会議に参加してきました。LIME研究会は、なみだのあぶらをつくっているマイボーム腺に関係する病気と治療について研究している会で、私も今年の春からプロジェクトリーダーとして参加させていただいております。LIMEメンバーの先生方やご支援いただいている企業の方々も多数出席され、マイボーム腺に関係する基本的なことから最新のことまで、たくさんのお話をうかがうことができました。


LIME研究会 前列左から白川先生(東大病院眼科)、森重先生(大島眼科病院)、有田先生(LIME研究会代表、伊藤医院、)、溝口先生(溝口眼科)、福岡です。後列は企業の方々。


学会は初日11月3日で祝日だったため大盛況でした。写真は、京都の国際会議場駅です。

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